BSテレ東の人気番組「あの本、読みました?」
女優の鈴木保奈美さんがMCの話題の本や図書館等を紹介するステキな番組です。
ヒット作の裏にポップあり!
本の魅力を伝え、売り上げに大いに貢献する手書
きポップの歴史や魅力について「本業界のポップ王」 内田剛さんが語りました。
※番組内ではたくさんの素晴らしいポップの実物が登場しましたが
著作権などの事情により掲載できないので、ポップもどき
作ってみました。お粗末ですが本屋さんでよく目にするこのようなカードがポップです。
きっかけ、小説「白い犬とワルツを」とは?
ポップが現在のように一般的に見られるようになったのは
25年くらい前に出版されたテリー・ケイの小説「白い犬とワルツを」が
きっかけだそうです。
舞台は1970年代のアメリカ ジョージア州の田舎町
妻の死後 どこからか表れた白い犬と 老人サムとの感動の物語
白い犬の姿が見えるのはサムだけ…
書店員がおこしたポップ革命
ある書店で担当者がこの小説に手書きのポップをつけたら大ブームになったそうです。
このポップが書れてからお客様もポップをじっくり見るようになり、意見も頂くようになったそうです。
それほどにお客さまがちゃんとポップを読んで買うか買わないか判断するようになり、中には他の書店で本を買ってポップだけ見にくる人もふえてきたとのことです。
そして現在のようにポップは殆どの書店で見られる、なくてはならないものとなっていったそうです。
改めてポップとは?
ポップは本を読んだ人の熱い思いがこめられ思わず手に取りたくなる魔法のカード。書店員の思いをつたえるラブレターです。ポップは書かされるものではなく湧き上がってくるものだそうです。
これらのことを語る内田さんはとても熱く、MCの鈴木保奈美さんは
内田さんを「生きたポップ」と言ってました。
最後に
本屋さんに行く度、手書きのポップを見ては、興味をそそられ
購買欲を駆り立てられ、ついつい買う予定のない本まで買ってしまった。
また手書きポップはとてもかわいく自分でも作ってみたいな~などと
クリエイター魂まで大いに刺激されたりして。
それもそのはずです。
ポップを作る人達はこんなに本を愛して作者を愛しているのですから。
その思いが伝わってこないわけないですね!